
はじめに
それから紆余曲折ありながらも、着々とヨガ人口は増え続けてきました。
何せ、宗教じみた事が苦手で、
と、いちいち心の中でツッコミを入れる始末。
毎回、「早く終わらないかな?」「ランチ何食べようかな」と先生に脳内覗き見されたら叱られそうな事ばかり考えてました。
おまけに身体が固い私。
先生のポーズに近づきたくて、周りの人に遅れを取りたくなくて、一生懸命ポーズを取っては翌日筋を痛める事の繰り返しでした。
これじゃ、ヨガ好きにはなれないですよね。
それでも、世間一般で「ヨガは素晴らしい!」と無条件に讃えられるその雰囲気に押され、
アトピーや喘息が治らなかったこともあり、地味にずっと続けて早7年。
しまいにはインストラクターの資格も取得し、2年ほど前からヨガの先生としても活動していました。
そんな最中、私のアトピーや喘息がさらに悪化。
ヨガを教えるにも息が上がって酸欠のような状態になってしまい、インストラクターを辞めさせてもらうことになったんです。
ある日、家に一日中いることになり、ふと気分転換に動画サイトで見ながらヨガをすることに。
誰もいない、私だけの空間の中、キャミソールに適当なスパッツのような格好で、思い思いに呼吸を深めたり、柔軟性が必要なポーズでは客観性ガン無視で、痛気持ちいところで無理なく身体を動かすこと30分。
すると、終わってから初めて純粋に
と感じていたんです。
この時、ヨガが本当は素晴らしかったのだということに「身体で」気づいたんですよね。
それからというもの、自宅での朝ヨガは私の一日の始まりに欠かせないほど大切なルーティーンになっています。
今日は、自宅で朝ヨガを続けることによるメリットについてお話ししたいと思います。
自宅で朝ヨガを続けることによるメリット!
1.呼吸器系が楽になる

これは即効性がありました。
意識して呼吸を深めながらポーズをとるだけで、自然と内臓のマッサージをしている感覚。
普段、肩こりや首こりを感じて身体を揉むことはあれど、「内臓が凝ってるなあ」なんていうエピソードは出くわしたことないですよね?
でも、私の好きな沖ヨガ(ヨガを日本人の体質に合わせてアレンジしたヨガの流派)では、
「不調は血行不良から起こる」と言われています。
肩こりは肩周りの血行不良、首こりは首の血行不良、背中のこりは背中の血行不良、胃腸が弱ければ胃腸周りの血行不良ということ。
解消するためには血行をよくする必要がある。肩首背中は揉めば宜しい。
そこで、胃腸など内臓の懲りはどうすれば?という疑問に対する回答が「呼吸を深める」なんです。
今、スマホかパソコンの前でこの記事を読んでいる方、試しにお腹の一番下から頭のてっぺんまで息を通すイメージで大きく息を吸って、その息をぜーんぶ吐き出してみてください。
お腹と胸が動きますよね?そして、たっぷりと息を吸うという動作は肺をいつもよりたっぷりと動かしているということ。
肺が大きく動けば、同時に胃腸にも刺激が入るし、それに伴い上半身全体が吸う息で大きく持ち上がり、吐く息で大きく沈んでいく。
普段動かさないところまで内臓を動かしてあげるので、朝起きぬけに伸び〜をした時のように、身体が全体的に伸びる感じがするのではないでしょうか。
そして深い呼吸はある意味運動のようなものなので、だんだん身体が温まってくるはずです。
身体が温まってくると、自然と呼吸が楽になる。
その良いスパイラルが生まれてくるんです。
ちなみに以前のブログにも掲載した通り、喘息の方にはとりわけ「鋤のポーズ」がおすすめです。
2.ストレス解消

運動全般に言われていることですよね。
人間はどうしてもネガティブな感情に引っ張られがちなので、かなりしぶとく負の感情はつきまといますが、何かに集中する時間は完全に忘れられるとは言わないまでも、かなりそのことが脳内に占める割合が減るはずです。
ごちゃごちゃ考えてしまう時、私はヨガで、10秒キープするのが難しいような、かなりきつめのポーズをとるようになりました。
その10秒だけでも、そのことを考えずに済む、というだけもありがたいです。
また、ネガティブな感情に支配されている時は、人間は呼吸が浅くなりがち。
ヨガのポーズを取れば必然的に呼吸が深くなり、メリット1の呼吸が楽になるというこれもまた良いスパイラルを生み出します。
3.お金がかからない

ヨガに必要なものといえば
1.ヨガマット
2.動きやすい服装
以上。
この2つと一畳分のスペースさえあれば世界中どこでもできるのもヨガの大きなメリット。
天気だって関係なし。動きやすい服装はこだわりなければパジャマだって良いし、ユニクロで買ったって良い。
ヨガマットは持ち運びがすぐできて場所も取らない折りたたみ式のヨガマットがオススメなんですが、それなら1500円程度。
で、私が毎朝ヨガをするのに利用しているのが「ヨガログ」、ズバリオススメです。
1年で18000円、1月につき1500円ぽっきりで、好きな時間に、好きな場所で、人気インストラクターさんのレッスンを受けることができるシステム。会費を払えば時間(10〜90分)、レベル、好きな先生を選んでの受講が無制限で可能です。これなら時間がない時や、その日の体のコンディションに合わせて身体を動かすことができます。
一方もし都心でヨガスタジオに通うとなれば、レッスン代だけで1回2,000-3,000円かかってきます。電車代や移動時間を考えても、金銭的にも時間も結果的に節約になります。
私の場合は、ヨガスタジオとヨガログが同じ料金体系だったとしても、これらメリットがあるのであればヨガログを選びそう。
とにかく、コスパ最強です。
4.シャワーをすぐに浴びれる

アトピーだと、肌が敏感で市販のスポーツウェアが肌に合わなかったり、汗をかいたらすぐ拭かないと湿疹になってしまったり。常温のヨガスタジオにはシャワールームもなく、行くたびに、レッスンが終わったあとはむず痒い感覚が出ていました。
その点、家で行う分にはどんな格好したってOK、なんなら裸でもOK、汗で痒くなったらすぐにお風呂に入れる!のが嬉しいです。かゆみ赤みが外見にも出ている方は周りの目も気になってしまうかと思いますが、家ならだれもみてません。FREEDOM!
以上、メリットを。で、ええ、お気付きのように、物事には必ず良い面と悪い面がございまして、一応デメリットもご紹介。。。
デメリット
1.無理すると身体を痛める
ヨガスタジオでは初心者や、他人と比べてしまう方が起こりがち。
要は、身体を内観できていないのだと思います。
「先生や周りの人の動きについていきたい!!」という思いで体を動かせば体を動かすことでの気持ちよさを感じられにくくなります。
これが難しいんですよね。。。
そういった意味でも、自宅でヨガをするということは周りに誰もいない空間で行うので、自分の身体の状態を感じるには最適です。
2.スピリチュアルが苦手な人には溶け込めない
私もそうだったので気持ちがよくわかりますし、未だにヨガLOVEという雰囲気の先生のスピリチュアルレッスンを受けると突っ込みが止まらなくなることがあります。
こればっかりは、仕方ない。そう思わないようにしよう!と思っても、ついつい思ってしまうんだもの。
ちなみにそんな時は、一度
「ヨガは全身の筋肉をくまなく動かせる最強の運動、ストレッチ」と、考えるようにするのがオススメ。
ヨガと精神的なものを切り離すと、すんなりヨガを受け入れられるようになります。
3.ダイエットの即効性はない
ヨガをする人の中にはダイエット目的の人も多いと思いますが、ダイエットとしたときに体重が落ちるスピードだけ考えればヨガは他のスポーツよりもペースが劣るでしょう。
成果を早く出したい人は、ヨガでは物足りないかもしれません。
4.出会いがない、人同士の繋がりができない
そもそも本来ヨガの語源とは、サンスクリット語で「繋ぐ」という意味。その由来もあってか、ヨガ好きな人の中には、他の人とのヨガの繋がりがモチベーションや喜びになる場合もあります。習い事をする人にとって、モチベーションが人との出会いや繋がりである場合にはつまらなく感じ、自宅でのヨガは辛いものになるかもしれません。
ちなみに私は一人が大好きなので、なんの辛さもありません。笑
むしろ、一人で行うヨガこそが至福の時間です。
以上、自宅でヨガをすることのメリット、デメリットを書き出しました。
まとめ
「ヨガスタジオに通うのが苦手だな」
「よく言われているヨガの気持ちよさ、心地よさが理解できん。。」
という方も、自宅でのヨガなら楽しめると思います。
是非試して、できれば継続してみてください。